平成15年度犬山市市民活動助成事業

全国古城絵巻五十撰in九州

≪中津城・熊本城・島原城・唐津城・小倉城≫

平成15年8月11日〜8月17日



8月11日(月)

午後6時30分犬山発

木曽川花火大会順延の影響で出発準備が「バタバタ」、あわただしく出発。

今回から古城絵巻所有のマイクロバス、車検も済ませて、カラオケも積んで準備万端。

マイクロバスの運転は、前田さん・原さん、トラックは日比野さん・藤田さん、安全運転でよろしく。

バスの車中はさっそくカラオケで盛り上がる。

途中、中国道の多重事故による通行止めにより予定より大幅に遅れる。



8月12日(火) 曇り

午前9時30分中津城着

中津市観光課高尾さんらの出迎えを受ける、彼らとテント設営・会場設定

11時榊原さんのシンセサイザーに乗せた「祝詞」でスタート

中津城は個人所有の城、現在も城主様がいる。(犬山と同じ)

当方の勉強不足、中津市と城主の調整不足その他で、今回は城主様は不参加、残念。

取材にきた地元紙の記者も、最近の城主と市の関係から、なにやら心配顔。

中津市から声を掛けて頂いていた保育園、学童保育の子供達が大挙して参加

中津市議会の議長さん(たいへん気さくな議長さんでした)が激励に

山田・原両議員が対応、当方スタッフと昼食を共に懇談、玉子どん・味噌汁、美味

古城の楽しみの一つになっている関谷さん、尾ノ上さん、大谷さん、河村さん、桜井さんら女性スタッフの作る食事、今回も楽しみ。感謝。

2時30分鈴木市長到着、署名手形、

その後撤収作業 4時30分湯布院・阿蘇方面へ出発

阿蘇周辺で野宿の予定であったが、天候、特に寒さの為急遽熊本のホテル泊に

名古屋から手配してくれた河村さんに感謝、さすがJALマン。

途中の「道の駅」の駐車場にて夕食(自炊)その後熊本駅前のホテル着

酒飲みチームの部屋では遅くまで宴会、おおいに盛り上がる



8月13日(水) 曇り夕方から雨

8時30分ホテル発9時熊本城到着

熊本城管理事務所金山さんと会場設営の打ち合わせ

当初「不可」であった自炊場所も金山さんのご好意・好判断のお陰ですぐ近くに確保、感謝

管理事務所職員数名がテント設営、手際のよさにメンバー脱帽、ラッキー

11時スタート、榊原さん、地元放送局美人レポーターの出現で、いきなり筆から墨を画面にたたきつけ、えらく「力」が入る、

天下の名城「熊本城」を前に大張り切り、明らかにこれまでのタッチとは異なる。

さすが天下の名城、観光客多数、参加者も多数。

お昼ご飯のカレー美味、カレーそーめんもなかなか

炊事場のあとかたずけでお堀の排水溝を残飯で汚してしまう、日比野パパ果敢にもお堀のがけを下りて清掃、脱帽・感謝。

大谷さんが流してしまったタワシは回収できず、

雨が降り始める前に管理事務所所長さんの署名・手形をいただいて「熊本城」完了

あとかたずけ完了後、熊本城見学(管理事務所のご好意により無料)天守閣は鉄筋コンクリートだが

改修中の隅櫓・城門・売店・休憩所なども本格的木造建築、着々と周辺整備がなされている。

犬山城も見習うべき

自炊場所で夕食後、ホテルに帰還。その後、自由行動

酒飲みチームの部屋では遅くまで宴会、おおいに盛り上がる



8月14日(木) 朝から雨

河村夫妻、桜井さん合流(夜行バスにて)、7時30分ホテル発、熊本港へ

8時10分熊本港フェリー乗り場に到着、30分島原港へ

9時30分島原港着、島原城へ。

雨天の会場、島原市民会館到着、島原市役所の森さんらと協議、小ホールを予定していたが、

急遽大ホールのロビー(天守閣か目の前に見える)が空いてたので、場所変更。

会場準備開始、市広報のボランティア募集の応募者佐藤祥子さん(21才保母さん)の参加に男性人色めく(特に板沢君)

雨のため、参加者少ない、観光課森さんの奥様と娘さん3人の参加に感謝

進行係りとして会場を和ませてくれる、歌手の岡史朗さん(第一回からスタッフとして参加)のお友達多数駆け付けていただく、

差し入れもいただく、(タワシも、大谷さん感激)河村さんのお友達も(カステラセンターの社長さん)応援に、

食事所も予定の場所を変更してすぐ近くに確保、さけフレーク・スクランブルエッグご飯美味

島原市の職員の皆さま、当方のわがままにも直ぐに対応していただき感謝

NHK、地元ケーブルテレビの取材有り、新聞社も、ロビーが広いので、絵巻を長く広げる (特別サービス)

吉岡市長の署名・手形をいただく、3時撤収、その後島原城見学(市観光課のご好意により無料、お土産付)

岡さんの友人の先導で長崎へ、途中、応援に駆け付けて頂いたカステラセンターに立ち寄りお土産を買う。

(社長様のご好意によりカステラのお土産をいただく)

岡さんは友人宅へ、ここでも差し入れをいただく(感謝)

長崎平和公園へ、58年前の惨事を思い、またイラクの現在を思い、「古城絵巻」などににうつつをぬかせる平和な「日本」に感謝

原さん、長崎から夜行バスにて帰路、市議としてお忙しいにもかかわらず、運転手役をかってでていただきありがとう、感謝

長崎は坂の町、ホテルは高台、道は狭い、前田運転手おおいに「燃える」。バスの中は悲鳴・怒号・歓声、狭い道のど真中に大木、

右か左か、一瞬の判断が問われる。対向車もびびる、バスの乗客も。

あとからホテルの人に聞いた話、「あの道は、地元の人もバスでは通りません。」

夕食は長崎中華街へ自由行動

山田議員、江口さん、板沢君長崎の歓楽街へ「視察」さすがに高校生18歳の板沢君途中で一人で引き返す。

(えらい、かわいい、意気地なし、10年早い、なんでおれをさそわない・・・賛否いろいろ)

「視察」の実態・詳細は? 今後の犬山市政・観光交流に生かされることを望む。

酒飲みチームの部屋では遅くまで宴会、おおいに盛り上がる



8月15日(金) 晴れ

7時30分長崎発、唐津へ

9時30分唐津城着

観光課井上さんら出迎え、早速設営場所など協議、唐津城天守閣までの搬入路チェック

唐津市サイドが予定していた経路、場所は絵巻搬入は無理

急遽、売店前の広場に変更

唐津市の呼びかけで市内の活動家数名がボランティア参加、テント設営など会場準備の応援、感謝。

食事どころも駐車場脇に確保していただく。

会場変更に手間取り、11時30分スタート。

一般観光客、唐津市関係者、地元ボランティア、報道関係などスタート時点から多くの観客

司会進行の岡さん、榊原先生も力が入る。

全国古城絵巻実行委員会委員長の挨拶も初めて観客の前で行う。

中津城で取材をした大分合同新聞社の毛利さん駆け付ける。

加藤さんの友人激励、ビール券差し入れ、感謝。
着色の参加者も多い、関谷さん、曽我さんらのサポートも大忙し。

物販のお店番の加藤さんも真っ赤に日焼け。

九州朝日放送の取材を受ける。

会場設営の時からカメラを回す。

犬山の市民活動、犬山市との関係、全国各地の城下町の人たちとの交流、万博の話・・・・

九州4城目にして初めて我々の活動に興味・理解を示す記者現る。

尾林永津子さん、かわいい。

尾林記者・カメラマンと昼食を共にしながら、我々の活動の思いを語る。天津飯・ざるそば、美味。

唐津の市民活動団体「からつ夢バンク」のメンバーが激励に。 

(東京駅の設計者で知られる建築家辰野金吾は唐津出身で、唐津の市街地に 辰野金吾設計の古い銀行あり。

その建物を唐津市のまちづくりの拠点にしようと活動する市民団体)

唐津市観光課の井上さんも「からつ夢バンク」のよき理解者・支援者で、我々の「城下町との交流を目指す」との依頼文に呼応して、

メンバーに声を掛けてくれたらしい。

午後2時30分、坂井市長到着、若い。

この春に1期目の当選したばかり。元県議で「からつ夢バンク」の有力メンバー。

市民活動団体に担がれて当選したらしい。

署名・手形をいただき唐津城完成。撤収。

榊原先生の営業努力により近くの旅館で温泉に入る。感謝

高嶋へ船で渡り、宝くじ神社に当選祈願。(板沢君はご利益があったらしい?)

今夜は、榊原先生の後援者である陶芸家の濱田さんの自宅にお世話になる。

夕食は、濱田さんの工房でバーベキュー。近くのスーパーで食材を確保、濱田家へ。

工房は、濱田さん一人で竹薮を開墾して作った登り窯があり、裏山から清流が流れ、

切り出した丸太のテーブル・イス、犬数匹、1歳と2歳の女の子、そして美人の奥さんの出迎え。

火も起こしてあり、早速バーベキュー開始。高嶋で仕入れたサザエ・あわびに舌鼓。

遅れて「からつ夢バンク」のメンバーも合流。

時を忘れて語り合う。

城、城下町、歴史・文化遺産、祭り、政治と市民の距離感、市長のスタンス、市民活動家のスタンス、行政マンの感性・・・・・・・・

多くの点で唐津と犬山の共通項が見つかる。

犬山と唐津には同じまちづくりの遺伝子・DNAが流れている事を確信。今後の交流を誓う。

九州に来て良かった。

立場が逆の場合、我々犬山は、唐津のもてなし以上のことが出るか?

観光課の井上さんのように、依頼文を理解し、活動家に声を掛けることが出来ただろうか。

その呼びかけに馳せ参ずる人はいるのか。

すでに設置したテント3張を、主催者の事前の検討不足による変更にもかかわらず、無言で撤収再設置してくれる職員やボランティアはいるのか。

活動を理解する支援者でも、20人の団体を自宅を開放して泊めてくれる人がいるのか。

今回の唐津市側の対応・おもてなしに、「日頃から市民と行政の良好な関係」「わが町に対する誇りと愛着の深さ」を感じた。

唐津は只者ではない


8月16日(土) 雨時々曇り

雨の中を 7時30分濱田家発、小倉へ

10時小倉城着。雨あがるも降り出すのは時間の問題

今回一番難関の北九州市、市側の対応は? 雨天の場合の会場もお願いしていたが、返事は「無い」。

観光課の担当者は会場にまだ来ていない。

小倉城管理事務所から公園占用許可証と使用料の振込み済み証の提示を求められ、

「午後から大雨の予報だけど、テントは用意してあるが、雨で濡れたら拭いて乾かして返せますか?」

とかまされる。

(事前に4860円の振込みを求められていた。)

小倉でも事前の広報は行っており、報道関係者にも伝わっている。前日のテレビでも今日の小倉城は宣伝済み。

きのうの交流会でも、犬山・万博を背負っているからには、開き直って

「そんな対応なら、小倉城は書かずに帰る」

とだけは言わないようにしようとみんなの前で誓ったばかり。

自力で場所を探すしかない。

ふと目の前にNHK。島原城で取材を受けたNHK長崎の記者の携帯に助けを求める。

「NHK長崎からNHK北九州に連絡しておく、近いなら直接依頼に行くべし、玄関脇を借りるくらいなら多分OK」とのこと。

早速、藤田さん、前田さんNHKへ。

しかし運悪く「リバーウォーク北九州」への引越しの真っ最中でダメ。

NHK長崎からも同様の電話。がっかり。

そこへ、観光課の菅さん到着。協議・・・・・・

市役所の玄関、市民会館のロビー・・・いろいろあたってくれる。しかし、みんな断られる。

「部屋の中でもいい?」「大きさは?」「ちょっと見てよ、ついて来て」

すぐ近くの、小倉城庭園の研修室に案内される、狭いけど何とかなる、,建物はきれい

「ここでお願いします。」

観光課の菅さん、メールのやり取りでは「ダメ」「ありません」の連発、

困り果てて犬山市観光交流課の中田さんに助け舟を頼んだ時の電話の応対に、中田さん曰く

「ありゃダメダ」の人のはずが、

てきぱき・・・なかなかやるじゃない。

前日「九州男児は頼まれれば絶対やってくれる。」との岡さんの言葉を思い出して納得。

「大澄賢也似のいい男だし」(桜井さん談)

世の中IT時代で何事もメールが便利だか、「思い」や「熱意」を伝えるには?

相手の人柄もわからない。

都市の規模も関係があるかもしれれない。唐津と北九州の対応の違いは人口の違いだ。

人口の違いは、行政マンと市民の距離感に現れる。行政マン同士の距離感に現れる。

大規模な都市ほど縦割りにならざるを得ない、北九州がいい例だ。

観光課の菅さんは大変いい人だった。

でも他の部局との連携・交渉の狭間では、人格が消えた。

急いで車を移動、会場設営開始。菅さんに感謝。

11時スタート、小倉城庭園は観光ルートに入っているのか、室内のわりには参加者多い。

新聞社の取材2社あり。前日のテレビを見た人もいた。

北九州市長にも署名・手形を依頼したが、本人はもちろん、代理もなし。小倉城は城の名前も空白のまま撤収。

万博までにどこかでいただければ。犬山に呼びつけよう。こなければよその城の名前を入れよう。

オープンしたての新名所「リバーウォーク北九州」を視察。

ショッピングモール・美術館・ホール・NHK・朝日新聞・シネコン合体のコンプレックス。

延べ16万uの官民共同の再開発事業。

小倉城と川とお堀を意識した構成、でもカタチ・色は特異。お隣の博多キャナルシティと同じジャーディのデザイン。

今をときめく六本木ヒルズも手がける。

犬山の駅西の再開発はどんなものになるのかな?

お土産を仕入れて、犬山へ。帰りは原さんがいないので、前田さんと日比野パパが交代で運転。

高速に入るも、いたるところで渋滞情報、前途多難。

忘れないうちに、車中反省会。

いろいろあったが、達成感あり。実行委員会の団結力はさらに高まった。

一人の画家の活動とその活動に感動・共鳴した地方都市の市民活動団体の「珍道中」が、犬山や万博の宣伝に役立ったのか?

全員一致で「唐津」をベスト1に。

河村さんの提案で小郡で高速を出て湯田温泉へ、さすがJALマン、詳しい。日帰り温泉で入浴、各自夕食。

前田さんの友人が激励に、帰りの高速道路の情報を仕入れる。再び高速道へ。

途中、バスの後輪パンク。前田さんのタイヤ交換の手際のよさに一同感激。

榊原匡章をして「芸術」と言わしめる。さすが元トラック野郎



8月17日(日) 曇り

午前8時犬山着、デニーズにて朝食。

石田市長夫妻の「お出迎え」を受ける。しばし歓談・休息。その後、交流村へ。

絵巻その他資材を倉庫へ。完了後フロイデにて解散。

走行距離2000km、4泊7日の九州遠征無事完了。36城完成、残り14城。

犬山の元気・パワーを九州の人々に伝えられたかな。メンバー全員の奮闘に感謝。


全国古城絵巻五十撰in九州、終わり。

(委員長 林 美博)

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